「ファンタジスタ ステラ」5巻読了。本田△とただのマンガじゃないサッカー参考書!? #マンガ
ステラは買ってませんが、ファンタジスタは全巻持ってます。
さて、以前の無印の方にはモデルとなる実在の選手がちらほらいましたが、今回は原案協力にあの「本田圭佑」。
( Д ) ゚ ゚
連載するってなったときにはビックリしましたがまさか本田が絡んで自分も出てくるとは・・・・。
キャプ翼にも勝つつもりなんでしょうか本田は。
日本のマンガの凄いところは、ただのマンガが単なる物語ではなく、参考書や教科書、自己啓発書の役割も果たしているところです。まあキャプ翼なんてのは最たる例ですが、あれはまだ物語成分がかなり強い。
三田紀房を見てみなさい。書く作品作品がハウツーばかりじゃないか!(褒め言葉です)
まあ三田紀房は置いておき、ファンタジスタ無印を読みまくっていた自分は、マンガの中から多くの事を仕入れています。もちろんマンガならではのありえないプレーも数多くありますが、マンガでそこまで言及するか、というところまでポンポン出てきます。
パスに情報を込めろ、とかコミュニケーションとか、コーチングの重要性とか、色々。もちろん実際どうなのよ、と思ったり思わなかったりすることもありましたが、いい意味でマンガの上だからこそ上手いこと表現できるんだな、ということもあります。
ウッチーや長谷部、遠藤、長友、などなど本を出してる選手は少なくありませんが、本田は確か出してませんよね?そういった意味では本田が自分の言いたいことを代弁する紙媒体の読み物がこの「ファンタジスタ ステラ」かもしれません。
しかし轍平がアーセナルからマドリーで大活躍とかもういろいろ吹っ飛んでるな・・・。そのあたりが「シュート!」の最後とかぶりました。シュート!全部持ってるけど。
話が膨らみましたが、この巻では新旧代表がテストマッチ(実質選考会)を行って、課題を炙り出していきます。まあ本田のポジティブ思考は現実に出回ってる情報通りだし、コミュニケーションとかモチベーションとかの面では本田の言いたいことなんだろうな+草場センセが以前から無印のほうで言い続けてきたことだと思います。
本気の技術本ではありませんが、自己啓発チックに読むのは楽しいです。
連載は既にW杯に入っており、イングランド代表には「LOST MAN」に出てきたアルバート・シンプソンが出てきます。世界軸を揃えましたね。
まあマツモトはいないし、クローノス・ロナウドとロジャースというクリスティアーノがモデルのキャラが2人存在しちゃうので、そこはシンプソンだけのようですね。
しかしこの手のマンガであふれる日本、やっぱり日本人で良かったと思います。
「Be Blues!〜青になれ〜」なんかもこの手で楽しく読んでます。
つーか同じサンデーだしね。あとは大武ユキの「フットボールネーション」もいいですね。
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コレは高岡英夫氏の運動理論を取り入れたマンガでして、その手に興味のある人はガンガン読めると思います。個人的に高岡さんの本読んで面白かったのでさくさく行けました(現在も連載中です)
個人的には最近スピリッツで連載が始まった手原和憲の「夕空のクライフイズム」が面白そうだと眺めてます。
映画化決定した「1/11 じゅういちぶんのいち」についてもいつかエントリ書こうかな。
そんな感じです。