【映画】原作読んでるので「海街diary」を観てきた。
綾瀬はるか、長澤まさみらが4姉妹に 映画『海街diary』予告編 - YouTube
はい。結論から言えばとても良かったです。
本屋や漫喫で普通にflowersとかKissとか読むでぃーびーです。
最近マンガ原作の映像化がほんとに多いですね。まあ関係者じゃなくても気持ちはわかります。制作リスクは高くないですもの。
一方で原作レイプと称されるキャスティングや脚本も少なくありません。特に思い入れの強い作品であればあるほど、そのビジュアルイメージなどが違いすぎると公開前からクレームに近い誹謗中傷が繰り広げられますね(棒)
映画あんまり観るほうじゃないんですが、前回観たのが「海月姫」でこれまたマンガ原作じゃねーか、とのことでしたがアレはよく出来ていました。
で、今回。
海街diary 1 蝉時雨のやむ頃 (flowers コミックス)
- 作者: 吉田秋生
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/03/05
- メディア: Kindle版
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
色々描いている吉田秋生せんせですが個人的にはこの作品が初めて触れた作品でした。というか今も他は読んでないんですけど。
あらすじはスルーして、長女の幸に綾瀬はるか、と発表になったときには「え」と思いました。
原作ではショートカットでサバサバシャキシャキしたお小言オネイサンが、顔も演技もおっとり系代表とも言える綾瀬はるかだとおおおおおおお、と突っ込みましたよ。
次女三女四女はまあ置いておき、ビジュアルイメージとして、ここで結構「どないなるねーん」という印象は拭えませんでした。
が、感想としては杞憂に終わりました。綾瀬はるかの幸も幸でしっかりと仕上がってます。演技力だなーと。
グダグダ書いても仕方ないので、ざっくりと思った点を上げていきます。
①脚本の味付けが絶妙。
②菅野よう子すげえ
③わかっちゃいたけど長澤まさみ超絶スタイル。
④広瀬すず、身体でフェイントかます。
⑤豪華俳優陣起用でほころびも許さず。
こんな感じでしょうか。
①脚本の味付けが絶妙。
これが一番ですかね。原作読者あるあるとしては、それもっと掘り下げな話整合性つかんやーん、ってところがほとんどありませんでした。もちろん、はじめに出てきたよっちゃんの彼氏の話だったり三姉妹+すずのストーリーはもっと深いんですが、それぞれの切り上げ方が絶妙で、引っ張られすぎること無くスッと展開していく流れはストレスになることはありませんでした。あくまで個人的感想なので、思い入れある話がある人はストレスたまったかもしれませんが。
原作的にはもっと色々あって話は進んでいるので、気になったら今すぐアマゾンか書店へw
あ、浅漬の味付けの話が出てましたがあんな感じです。薄味なんですけど幕の内弁当のようにバランスがいいです。
②菅野よう子すげえ。
流石でした。音楽が絶妙です。サントラ借りに行こうと思います。
③わかっちゃいたけど長澤まさみ超絶スタイル。
原作知らない人は冒頭がいきなり事後のベッドから始まるとは驚いたでしょうが、全編通して超絶スタイルを拝めます。原作のよっちゃん別にこんなスタイルしてないんですけどねw脚すげーわ。あと、薄着なので綾瀬はるかの胸元も割りと多めに拝めます。あと広瀬すずおっぴろげシーンも。まあ一つ屋根の下4姉妹共同生活だからそらそんなシーンもあるわな。
④広瀬すず、身体でフェイントかます。
本人もすず、役名もすず。バスケやってたとの情報がありますが、身のこなしがガチやで。と思ったら清水出身。おお、エスパルス大変やな。と言うわけでメッシもびっくりなボディシェイプで相手抜きにかかるシーンで驚きましたわい。予告でもたしか見れたかな?
あと最近の露出具合と映画撮影時のギャップがあるので、この一年でけっこう大人びたなーという感じです。というか雑誌などで見かけてるのと比べると作中はかなり幼く見えます。
あざと可愛いとして枠としては
こいつに通ずるものがあると個人的には思ってます。
でも「ちはやふる」実写化はちがうと思う。(いい意味で覆して欲しいけど)
⑤豪華俳優陣起用でほころびも許さず。
気がつけば是枝作品。
堤真一にリリー・フランキーに鈴木亮平に樹木希林に大竹しのぶに加瀬亮にキムラ緑子に風吹ジュンてあばばばば。
あと店長にレキシとか反則である。見た目ぴったりやんけ。
サラッと触れた程度のエピソードでもこのへんの役者さんたちで固めるとほんとにくどくならず、いい塩梅でした。
と、まあこんな感じですが、原作好きな人も、知らない人もこの4姉妹の雰囲気に振れてみるのは如何でしょうか。テーマ的にはドロドロな内容も、ディープ過ぎること無くサラッと流れていきます。原作も映画もともにおすすめできる作品でした。