ただのマンガとは呼べない?ヤマシタトモコの「ひばりの朝」を読む。 #マンガ
マンガはマンガなんだけどね。
このマンガがすごい!2013、オンナ編で4位でしたね。
初のヤマシタトモコ作品。
まあ最近は西炯子だとかいろんなの読んでるので特に気にはなりませんでした。
さて、内容は読め、ということにして、手法が面白かったです。各話で視点人物が変わっていきます。一応日波里が主人公なんですが、周りの人物の目線で話が展開されていきます。そもそも一話から日波里視点で始まらないし。
ある手法っちゃある手法なんですが、学校が舞台になっており、かつ教師まで出てくるという点で、湊かなえの「告白」を読んでいるようでした。その点でマンガっぽさは感じられす、小説読んでるみたいでした。あくまで個人の感想ですが。
内容も実にディープでして、ガッコのセンセを目指す自分的にも興味深い面もありました。まあこんなもんですよ、人間。的なね。
内容や手法的に賛否や好き嫌い別れる作品だと思いますが、好きな人はサクッと2巻読めちゃうと思います。逆にダメなひとは1巻途中でアウトじゃないかと。そうさせないような工夫も見られますが、ダメは人はダメでしょう。
個人的には面白かったです。他のヤマシタトモコ作品にも手を出そうとおもいます。