ビジネスとサッカークラブの間における成果のバランス問題。
どうもパンダアイコンです。
リヴァプールとシティという優勝されたらムカつく2トップが見事にアレなので立場ないんですが、とりあえず書きたいことは書いておこうと思います。
今や巨大産業ですよねー、っていうサッカーというかヨーロッパのフットボール。
ともなれば昔はガバガバだったものも徐々にビジネスライクというかビジネスの世界に準拠する形になるわけです。
言わずもがな、我らがマンチェスター・ユナイテッドはプレミア1の収入を誇り、世界でも三本の指に入りまっせ、というアレです。
とはいえ最近ピッチ外(ビジネス)とピッチ内(成績)が一致しとらんがな、というツッコミを各方面というかわたくしも含めまして槍が飛びまくっております。
グレイザー以降、LBOでお買い上げされたので、収入は増やしつつ、金のなる木として負債を適当に返しながらあれこれやっておりますが、ファギー退任後の成績はさっぱりであります。
リーグ優勝は1番のクラブがアレれれれ?なので、そのポジションから遠ざかりすぎると、ブランド商売も上がったりじゃね?と思うんですが、無知の極みウッドワードちゃんはフットボールには疎くても、新規スポンサー見つけてくるのはお手の物なので、ビジネスとしては今の所成功とも言えなくもありません。
成績がアレでも収入増えてるなら、まあ企業としては文句はないわけですが、エンタメ産業としては全くもっていかんのであります。
ステークホルダーは誰やねん問題にも発展しますが、少なくとも中期的にはあんまり成績が振るわないと、今の殿様商売も先行き明るくはないよね、と言えなくもありません。
ぶっちゃけ予算に対して成績が振るわんのであれこれ言われるわけですが、成績出すためなら予算なんぼでもええんか、と言われるとそんなことはないわけです。
これもまたビジネス。
要はそのバランスだよねー、っていう話なんですけど、これが簡単にいかないから面白いんですね。なあ神戸。
各クラブそれぞれの背景がありますし、サイクルっていうのもあるので今結果が出ているクラブが良いか、って言われるとそうでもない。
あれこれやりくりしてその中で予算以上の成果を出せるに越したことはないですが、
予算に対して求められる結果と収益に関してのバランスはもうちょっと考えないといかんよねえ、って話です。どっちも大事だし、短期と中期と長期に渡って俯瞰しないといかんわ、という。
その中でフロントとチームが同じベクトルで動けてるクラブは成果がちゃんと出ようとしてまっせ、という。
おい、聞いてるかウッドワード。
まあシティやパリはちょっと治外法権感がすぎるので相手にしちゃだめだと思ってますし、それでもできることはすべてやって対抗姿勢見せないとポジショントークもかませなくなるし、っていうジレンマもあります。
ユナイテッドはポストファギーが何年続くのか分かりませんが、ミランみたいにはなりたくねえなあ、全ミラニスタに喧嘩ふっかけるわけじゃないんですが、思っちゃったりもします。
マージーサイドの赤い方とてリーグに関しては未だにポスト時代彷徨ってますが、クラブの方向性としてはやっとベクトルが揃ってトンネル抜け出せそうな結果が出たな、っていう。
アーセナルみたいにもなりたくねえと思いつつも、商売としては堅実というか、巨大資本とがっぷりよつせずに、ファイティングポーズは取りつつもビジネスとしてずっこけない戦い方は、仕方ないよなあ、とも考えたりします。
喧嘩売ってるわけちゃいまっせ。
国外に目を向ければリーグでは圧倒的だけどCLがちょっと遠いよね、っていうバイエルン、パリ、ユーヴェという彼らのポジショニングもまたアレやなあ、と。
でマドリーもポストクリスティアーノ時代に突入し、ポストペレスはまだ先だけど、どんな膿が出てくんねん、と期待せずにはいられない()ポストアブラモビッチは?ねえポストアブラモビッチは?
バルセロナもピッチ外は割とゴタゴタしてますし、ポストメッシはチャビ大先生でどうにかなるんですかね。簡単には行かないだろうけど。
まあそんなこんなで結局のところ評価基準は人それぞれだし、サポーターとフロントとチームと選手において一致することは結構むずくね?という結論に至るわけですが、TDを置くとかサウジに売っぱらうとかどうなってるんですかね。
来期もしょうがないと思ってビール飲む日が増えるのはアレなので、せめてフロンターレだけにはなんとかリーグ三連覇を…
主観しかないManchester United 18−19シーズン選手評価
マージーサイドの赤いほうが6回目ですって奥さん。
まあプレミア童貞は継続中なんだけどな。
という強がりな発言も一つくらい残したっていいじゃないか、という今シーズンでしたな。
面倒なので一気にやります。
背番号順でーす。
【David de Gea】 5.5
最終ラインは固定されねーし、そのクオリティはアレだし、監督は変わるし、スーパーゴールは無茶苦茶に浴びるし、なんだが祟られたシーズンでしたね。
たまたま悪いシーズンだった、と言えなくもないんですが、すでに心はマンチェスターにあらず、と言われても色々とやむなしかなあ、とも。
去年までなら防いでた!ってゴールも結構ありましたからね。
とはいえ無茶振りにもホドがあるので、既に心が折れてる、っていう可能性も微レ存。
移籍したらしたでデ・ヘアから玉突きが起こるのは確実。
シティとマージーサイドの赤い方のGKのおかげでキック精度が良くないのもバレたしね。レスポンスは勝ってると思うけど。
というわけで厳し目の採点となっちゃいました。さてはて。
【Victor Lindelöf】5.5
いいときと悪いときの差がさあ…
あと左足が不安MAXなのに人材難で左CBやらされるのは可愛そうなのか実力不足なのかダブルパンチなのは同情票を誘う。右足のフィードは悪かないんだが。
若いから伸びしろもうちょい見るんすかね。
スモーリング、PJ、リンデロフのローテーションはデ・ヘアにとっては残念極まりなかった。
【Eric Bailly】4.5
試合出てやらかすか怪我するかの二択。
好調時のパフォーマンスは間違いなくチームで一番なんですけど、アフリカン故なのか色々と雑で、そこから綻ぶことも多々。好調時はそれでもお釣りで儲かっちゃうけど、なんせ不安定。とは言えリンデロフ同様若いのでまだ様子見すんのかな…
モウリーニョにとっても一番の泣き所だったと思う。
【Phil Jones】5.0
常に頑張る方向がずれてるで賞をあげるとすれば彼一択。
粕谷秀樹氏によるDisられランキングも堂々たる一位(当社調べ)
顔芸はプレミアで圧勝だと思う。
【Paul Pogba】6.0
Mr.気分屋。ほんと好調時はアンストッパブルでプレデターだけど、まじで扱いが難しいランキングも優勝。
イブラいなくなってからますます切れたナイフ状態。
まあどう考えてもポグバ活かすことが最優先なんだけど、フロントも監督もそう動いてないし、動かないにはわけがなくもなさそうなところがいやいや…
ソーシャーブーストのエンジンだったわけだけど、マティッチとエレーラのトライアングルが崩壊した瞬間一気にパフォーマンス低下したのはやむを得ないとはいえちょっと考えざるをえない。それでも選択しないんだけどね。
【Alexis Sánchez】4.5
怪我の総合商社か。
今年こそフィットしますかねえ、と思ったけどそんなことはなかった。
昨シーズンのシティ戦と加入時の動画が一番かっこよかったな。
【Juan Mata】5.5
頑張っちゃいるんだけど、いかんせん周りが周りなだけに人格者と繋ぎ屋としても中途半端なシーズンになっちゃいましたね。自分の役割を果たそうとするんだけど、周りがフリーダムで崩壊しまくったんで苦しいシーズンでしたな。
で、契約どうすんだろか。
【Romelu Lukaku】5.0
PKがあったポグバについでチーム2位のゴール数。でもW杯明けってのもあったのか、まあパフォーマンスは波が…
ほぼインテル行きっぽいですが、イタリアの方があってそうなのと、ソーシャー就任後はラッシュフォードのほうがう優先されちゃってたあたり、しゃーないですかね。
とはいえ、CLのパリ戦はお見事でした。
【Marcus Rashford】5.0
もう波があるって書くの疲れたんだけど、書かざるを得ない。
後ろが固まらないので、パスを受けるにもポジショニングで苦しんでる感がありましたな。もうちょいオフザボールの動きどうにかならんものか。目指すはクリスティアーノならそこやろ…
ソーシャー就任後はなんだかんだでストライカー扱いされてましたが、気負いすぎてどんどんパフォーマンス悪化していく一方でした。皮むけますかね。期待はしてるけれども。
【Anthony Martial】5.5
なんだかんだゴール決めるときは決めますが、消えてるときの消えっぷりはDeleteキー長押しくらい消えっぱなし。前線じゃ一番波のある男である。
換金候補なんだけどグレイザー一家のお気に入りなのでなぜか売却報道の度に否定される。
【Chris Smalling】5.0
粕谷秀樹氏に酷評されるランキング堂々の2位。VARの餌食になるであろうランキングもユナイテッドでは優勝。
数年前はめっちゃ良かったのになんやねん。と思いつつ契約延長。
こども生まれたんだからどうにかしろ。
【Lee Grant】−
プレシーズンくらいしか見た記憶ないのでスルーで
【Jesse Lingard】5.5
怪我がなあ…モウリーニョフットボールには欠かせない感じだったけど、今期はいかんせん、後ろが酷すぎてタスクもぐちゃぐちゃだったね。個で守らなきゃいけない場面が多すぎでちょっとかわいそうだった。
【Andreas Pereira】5.5
即失点につながる大チョンボもあったけど、年間ベストゴール(クラブのね)もあったし、やっと出てきた感もある。とはいえプレーの幅が広くはないので、難しさは色々と。ターンがあんまりうまくないのが致命的な場面が多すぎ。3列目で使えないのはそれ故。個人的には好きなんで頑張れとしか。
【Marcos Rojo】4.5
タックル核弾頭、VARならレッドカードの筆頭候補。
ほぼ怪我。
【Fred】5.5
実は一番期待してたんだけど、馴染みそうで馴染みきれなかった。
中盤の不安定さがめっちゃマイナスだったのでやりにくさもあったろう。
まあプレミアに馴染むのには半年から一年はかかりますからな。
エブラもヴィディッチも最初の半年は目を当てられんような酷さだった。
エレーラも穴を埋めるのは君かマクトミネイなのか。ポグバとの相性は若干フレッジの方が良いように思えるけど、微妙な差。
【Ashley Young】6.0
終盤のガス欠っぷりは流石に可愛そうだった。
なんでもかんでもちょっと押し付けられすぎな感はある。
ということで個人的には甘めの採点。ハードワークはなんだかんだ一番だったと思う。
クオリティは別にして。
【Diogo Dalot】5.5
CLパリ戦の裏MOM。
実はSBじゃなくてWBやWGのほうがいい説。バレンシアがだめになったので出番も少なくなかった。まだ若いし、伸びてくれーとしか。
守備はザルだけど、ここ最近の右SBは穴から始まってるから、せめてバレンシアやヤングくらいまで行ったら言うことありません。
【Ander Herrera】6.0
いろんなとばっちりを受けたと思う。
それだけにソーシャーブーストのときのマティッチ、ポグバとのトライアングルは永遠感あったよね。契約と交渉は駆け引きなんで退団はめっちゃ残念。
というか俺はずーーーーーーーーーーーーーー、っとエレーラとマティッチとポグバはセットだから。って言ってるんだけどね。
せっかくだからパリじゃなくてスペインに復帰してアザールそのまま封じてほしい。
【Sergio Romero】5.5
ロメロいるからデ・ヘアいなくなっても大丈夫っしょ!とは断言できませんが、悪い選手じゃないことは間違いない。とは言えデ・ヘアと…うーむ。
【Luke Shaw】6.5
ちょいちょい怪我はあったけど、モウリーニョの愛の鞭()を糧にして無事大復活。
左WGがマーシャルじゃないほうがいいランキングも一位。
ゴリゴリに運べるしプレーの幅が急に広がったので、かなり重要人物なんだけど、張って動かず足元ちょーだいのマーシャルが前にいると、ショーが出ていくスペース無いねん。
ポグバが普通なら、ショーが上がったところ使いたいと思うんだけど、それにしてもお隣のCBが人材難ということも見逃せない(涙目)
まあ平均パフォーマンスの堅さではチームNo.1でしたね。
【Antonio Valencia (c)】4.0
鉄人も怪我には勝てず。
お疲れ様でした、としか言えないっすね。
【Marouane Fellaini】5.5
いなくなってこそ、その偉大さというか破壊力がいかにすごかったか、ということがわかったよね。むしろいなくなってから「あー、今アフロ欲しい。」って何度思いましたか皆さん。苦しいときのフェライニ。モウリーニョ以外にわかってる人いませんでした。
まあソーシャ−的にも要らないっていうより今後の方向性の問題だったからなんでしょうけど。是非千葉で夢を叶えてほしい。弟も呼んで。
【Nemanja Matić】5.0
劣化したのか勤続疲労なのか。
エレーラ以外と組むと性質上とたんにポンコツになりますが、そのポンコツ度具合がまあ目を覆いたくなる感じでしたね。
前にも指摘したように、ポグバを活かすなら、まずマティッチを活かさなきゃいかんのであって、カバーリングスキルが高いCBかMFが横と後ろに必要なんですけど、見事にエレーラしかおらず、チームとしてここのマネジメント力が足りないどころかマイナスだったのは肛門から手をつっこんで奥歯ガタガタいわすレベルにキレポイントでした。
とはいえ急にエレーラのコピーは出てこないからな…
【Matteo Darmian】4.5
立場微妙だったので冬に売られるかと思ったんですが。バレンシアのめどが立たなかったので残ったって感じでしょうか。
ペイできるうちにね…
【Scott McTominay】6.0
期待度からすると出番は少なかったけどよくやってる。
彼もタスクをきっちり制限したほうがいい人種だと思うので、来シーズンの使われ方は気になるところ。
妙にゴール前に絡んでいく動きが上手いので、ここがポグバと被り気味でケミストリーしなさそうなところはご愛嬌で済むのか済まないのか。
【Tahith Chong】−
アフロがいなくなったけど同じくらいインパクトのある頭したのがいるよ、でお馴染み。まあトップは慣れなので…
【Angel Gomes】−
とりあえずレンタル出したほうがええと思う。
【Mason Greenwood】−
若手のなかじゃ一番期待値が高い。経験経験。
監督編とフロント編はまたどこかで。
というわけでシーズンMVPは面白くもないですがショーですね。
あんまり異論はないでしょうけど。
「鉄人」アントニオ・バレンシアに送る一本。
まあ既定路線でしたが、今シーズンをもって退団です。
エレーラとか今シーズンのこととかはそのうちやろうかなと思ってますけど、まあ終わり方最悪だったよね。
さてさて、バレンシアについて語っていきましょう。
思い返せば2009年夏、クリスティアーノの後釜っぽい形で入ってきたウインガーでした。
わかりやすいほどに香車。
ファギー退任に伴って変化するチームにおいて、努力で生き残った選手。
元はと言えば、けが人多発でSBがいなかったんで一列落としたはずだったような記憶だったけど、縦への推進力を活かすには、前のスペースがある方がいいわけで、WBが最適なんでしょうが、ギャリー後の固定できない右SB問題(ラファエルは悪くなかったけど波が…)をとうとう埋める選手となりました。
ぶっちゃけ最初のころはエウシーニョ以上に裏取られまくるSBだったというか、逆サイドからのダイアゴナルなボールに対して、ポジショニングも視野の確保も絶望的な感じでしたが、徐々に徐々に改善。
もともと持ってる身体の強さを活かした守備の仕方も様になり、縦へのスペースが開けたときのオーバーラップと突破はより鋭さを増しました。
数字だけで見れば、鉄人衣笠ほど全試合出場とはいきませんが、試合中にスタミナが切れそうだ、って場面はほとんどありませんでした。どこまでエンドラインまで行くねん。という鉄人。
そんなこんなで、SBとしてもプレミア屈指と言えるほどに成長したバレンシアですが、
今年はキャプテンだったけど身体めっちゃ重そうなスタートだったし、怪我してからはぐっだぐだで、以降戦力にはなりませんでした。
それを埋めたのが、同じくウイングからSBへと適応したヤング、っちゅーのがまたアレですが。
時折身体が強すぎて脳筋ラフプレイもちら見しましたが、プレイも正確も愚直というかはっきりしてましたんで、印象的には好意的な人が多いんじゃないでしょうか。
セレモニーもそんな感じでしたしね。
日本語喋らすなら、是非とも「自分、不器用ですから。」って言わせたいエクアドル人ナンバーワンですよ。
縦切られてんのに、縦を突破しちゃうその力強さは、時にプライベートで行き詰まったときにいろいろと考えさせられたこともあったようななかったような。
どこいくのか知らんけど、頑張ってほしいっすね。
スールシャールの資産運用とモウリーニョの盤面ゲーム。
タイトルが個人的な見解というか解釈っす。
さてスールシャール(面倒なので以下ソーシャー)の正式就任がでましたね。
就任以降快進撃のソーシャーだったので、時間の問題でした。
結局何が変わったん?と言われると、リソースの活か方、と言えるんでしょうか。
誰がやったって結局はこれに尽きるわけですが。
モイーズはともかくと、ファンハールもモウリーニョもリソースをいかにして活かすか、というよりも、戦略や狙いありきで選手(駒・戦力)を配置しにかかってたように見えます。チェスか将棋って表現が適切かどうかはさておきまして。
それ自体が悪いわけじゃありませんが、導入やアプローチ、運用に関しては少々ミスった感もありますし、相性もあったことでしょう。
個人的には、20代の主力世代とこの手法がマッチしなくなってるよなあ、という見解。とはいえ一つの時代とタイトルを掻っ攫ったモウリーニョやファンハールなので、そりゃ本人たちからしたら、俺のやり方について来い、従え、っつーのは筋が通るっちゃ通ります。
クラブレベルのタイトルほぼ全部持ってるんだもん。
生意気言う選手はそら気に食わないっすよね。
で、今となっては前時代的とも言えるチームマネジメントも、チームにまとめ役がいればうまくいってました。
テリーやドログバ、サネッティ、イブラヒモビッチなどでしょうか(マドリー時代はさておき)
短期サイクルで消耗するやり方に賛否はあれど、タイトル獲ってますから互いに利害は一致します。
でも結果が出ないと…って感じでしたね。
ユナイテッド二年目でイブラが長期離脱の大怪我したことが個人的にはターニングポイントだったかな、と。彼の移籍で一気にチーム内のまとめ役というか、兄貴分がいなくなってしまいましたから。
あとはポグバがあれこれ不満を、的な流れでどんどん悪くなっていくわ、契約延長したのに補強は遂行されねえわ、右腕はいなくなるわ、でどんどん孤立していきました。
個人的にはこの辺フロントにクレーム入れたいくらいかなり同情もできるんですが、やむを得ないかな、という。
で、ソーシャー登場です。
解任ブーストとも言えますが、まずはリソースをちゃんと活かして、自分たちがスッキリすることから始めます。
それなりのリソースありますし、就任直後は中位下位ばかりが相手でしたから、のびのびやれば結果はついてきました。
単純に、自分たちの強みを再確認して、弱みも見つめ直して、やることやろうや、といったわけなんですが、複雑化する戦術や戦略の中で、いかにこれをやりきるか、っつーことがどれだけ難しいか。
強みを活かして結果を出し、活き活きしてモチベーションも高くなる。
選手は資産なんでうまく運用して増やす。本人もクラブも価値が上がったり、ついてきたりするもんです。
自分の資産価値が上がるほうが選手だっていいに決まってますもんね。
思い返さなくてもファギーもこの路線でした。
基本モチベーター。
まずは強みを最大限活かすことから。モウリーニョはそのあたり消極的というか、最優先ではありませんでした。攻撃とか守備とかの前に、ここが最終的に合わなかったと言えるでしょう。資産は運用して増やすものって考えじゃなかった。とはいえ、ファギーに勝るとも劣らないキャラの監督、という点においては世界に数えるほどしかいない内の一人でしたから、完全な間違いか、と言われるとそうとも言い切れません。
ソーシャーが今ノリノリなのも、手法と彼の背景がマッチしただけに過ぎないのかもしれないですし。
まあ三年契約ということですし、まだ今シーズンどうなるかわかりませんが、うまいビールが飲めるほうが正義だよね、っていう個人の見解を持って終わりにしようかと思います。
いいか悪いかなんぞやらなきゃわからんで〜。